ラッパーになろうと思ったら、まず必要な機材は何か?

ラッパーになろうと思ったら、まず必要な機材は何か?
 

即興でラップを行う「フリースタイル」を専門にするのであれば、極端な話機材は無くてもやっていけるでしょう。しかし、自分の曲を作ってリリースしたり、その曲でショウ(ライブ)に出るなど、本格的にラッパー・MCとして活動するのではあればそうはいきません。ここでは「フリースタイルから次のステップに進みたい」「宅録出来る環境を整えたい」といった方向けに、まずはどんな機材を揃えるべきなのか、現在のシーンを念頭に置きつつ解説していきます。

ラッパーが最低限揃えておくべき機材リスト

  • オーディオデータの再生や編集が出来るパソコン用のソフト
  • パソコン、及びパソコンからネットが使える環境
  • オーディオインターフェイス
  • モニタースピーカー
  • 上記の機材同士を繋ぐ各種ケーブル
  • 電源タップ

それでは一つずつ順に詳しく解説していきます。

1. オーディオデータの再生や編集が出来るパソコン用のソフト

リリックを書く際や、ショウに向けた練習がしたい時などに、自身の楽曲に使うビートを聴くために必要です。「iTunes」などの楽曲管理ソフトでも事足りますが、もう一歩踏み込んだものとして「Audacity」や「SoundeEgine」といったソフトを使うとより便利かと思います。これらのソフトでは、「ライブ用にビートを任意の箇所からフェードアウトさせておく」「ビートのデータの音量が小さすぎるので、CDに焼く前に大きくしておく」などの編集を行うことが出来ます。iTunes同様、音楽制作に特化したものではありませんが、手軽に使える無料ソフトです。

Audacityがダウンロード出来るページ:
https://www.audacityteam.org/download/

SoundEngineがダウンロード出来るページ:
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/soundengine/

但しこれらのソフトは、編集した際の音質や機能面においては音楽制作に特化したソフト(一般的に「DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフト」と呼ばれるものです。)に比べると劣ります。そのようなデメリットが気になる方や、「レコーディングも自分で行いたい」「ビート作りもしてみたい」と考えている人は、DAWソフトの購入を検討しておいても良いでしょう。Steinberg社のCubaseやAvid社のPro Toolsなどがそれで、プロ仕様の上位モデルから無料~廉価版モデルまで様々なメーカーから販売されています。

おすすめなのは「オーディオインターフェイスに付属するDAWソフトを使う」方法

後述する「オーディオインターフェイス」の中には、DAWソフトの無料版(デモ版やエントリーモデル)がおまけで付いてくるものがあります。セットで販売されているので初期設定の手順なども分かりやすい場合が多く、これが最もおすすめの方法と言えます。

2. パソコン

ラッパーがパソコンを使う主な用途として、

①自分の曲で使うビートを入手する際のデータのやり取り(「ネット上で購入する」「知り合いのDJにインストを送ってもらう」「CDからインストを取り込む」など)
②リリックを書いたり、ショウに向けた練習をする際にビートを再生する(専用ソフトを使用)
③レコーディングやショウにビートを持ち込めるようCD-Rなどにコピーする

と、ほぼ全工程で必要になってきます。

どんなパソコンを買うべきか?

「パソコン」と一言で言っても、価格や性能など様々なモデルが販売されています。最も重視したいのは、OSや処理能力の高さ/容量といったスペック面です。使用するソフトやオーディオインターフェイスによって推奨環境が異なるため、「価格の安さでパソコンを選んだら、ソフトがまともに動かなかった」という事態にもなりかねません。例えば前述の無料ソフト「SoundEngine 」であれば推奨されている環境は下記の通りです。

SoundEngine

OSWindows7 (XP/XP x64/Vista/Vista x64/7 x64/2008 Serverでも動作)
CPUIntel Core 2 Duoなどのマルチコアプロセッサ
RAM(メモリ) 256MB以上必須、1GB以上推奨
ディスク容量 10GB以上の空き

参照:
https://soundengine.jp/wordpress/soundengine_help/index/spec/

現在新品で購入出来るパソコンであれば、Core 2 Duoの後継であるCore i3を搭載しているものが一般的です。上記のスペックを満たすものは、おおよそ5万円台~8万円台で購入出来ます。

DAWソフトを使用したい、今後導入する予定がある、といった場合はこれより更にスペックが高いものが必要になります。例としてCubaseとPro Toolsの推奨環境を下記に記載します。

Steinbeg社 Cubase Pro10(記事執筆時での現行最上位モデル)

OSMac・・・macOS Sierra (10.12) / High Sierra (10.13) / Mojave (10.14)

Windosw・・・ Windows 7 / 8.1 / 10 (すべて 64ビット版のみ)
CPU

64ビット Intel / AMD マルチコアプロセッサー (Intel i5 以上推奨)
RAM8GB 以上 (最低 4 GB 以上)
ディスク容量30 GB 以上

参照:
https://japan.steinberg.net/jp/support/system/cubase.html

Avid社 Pro Tools 2019(記事執筆時での現行中間位モデル)

OSMac・・・macOS 10.12.6, 10.13.6 あるいは 10.14.4

Windows・・・ Windows 10 (64 bitのHome/Pro/Enterprise エディション)
CPU

Intel® Core i5
RAM32GB以上
ディスク容量 15GB以上

参照:
http://avid.force.com/pkb/articles/ja/Compatibility/Pro-Tools-System-Requirements

これらのスペックを満たすものでは、価格はおおよそ7万~10万円程になります。

また、どのパソコンを購入する場合でも
・CDドライブが付いていて、CDへの書き込みやデータの取り込みが可能なこと
・USBケーブルが使用可能なこと(差込口は3つ以上あることが好ましい。)
も必須条件になります。

本格的なDAW導入を想定したパソコンを選ぶのがおすすめ

どのパソコンを購入にするべきかは、使用するソフトによって異なります。まずはどのソフトを使用するか目星を付けてから、その推奨環境をしっかりと確認した上で購入するようにしましょう。
但し筆者の経験上、推奨環境ギリギリのものを購入すると動作もギリギリ(スムーズに動かない)になることがあるので、ある程度余裕を持ったスペックを揃えておくのもポイントです。
また、せっかく便利なパソコンですからビートを再生するだけでなく、普段のインターネットをしたり、手持ちのCDなどのデータを取り込んだり、写真や画像の保存したり・・・とあれこれ使うことを考えれば、また後々本格的なDAWを導入したくなる場合も考えれば、初めから高スペックのものを揃える方が賢い買い方かも知れません。後から購入し直すことを考えれば、その方が安く済むはずです。

3. オーディオインターフェイス

「オーディオインターファイス」とはパソコンで再生した音を出力しスピーカーやヘッドフォンで聴いたり、マイクや楽器の音をパソコンに入力するために使用する機材です。USBケーブルでパソコンと接続するタイプが最も手軽でおすすめですが、以前はパソコンを分解し、標準装備されているイヤホン出力やマイク入力部分の基盤(「サウンドカード」と呼ばれます。)をより高品質な専用のものに交換する、というのが一般的でした。

「パソコンに元からイヤフォンやマイクの穴があるのに、必要なの?」と思う方もいるかも知れませんが、市販されているパソコンのものは音楽制作に適した性能(音質)とはとても言えませんので、必要な機材となります。どちらかというとレーコーディングを行ったり、ビート作りをする場合に必須となる機材ですが、”音源をしっかりと再生する”という意味ではラッパーにも必須と言えます。特に現在主流のTrapなどのビートはベースが超重低音だったりしますので、パソコンに標準装備されているスピーカーやイヤフォンジャックでは忠実に再生出来ないケースもあるかと思います。「用意したビートを実際にスタジオやクラブで聴いてみたら、思っていたビートと鳴りが違った」という事態を防ぐことも出来ます。

ラッパーが使うオーディオインターフェイスの選び方

オーディオインターフェイスも各メーカーから様々な製品が発売されています。 家電量販店などでも売られていたり、安価なものでは数千円程度のものもあります。しかしこれらはパソコン標準の音質に毛が生えた程度のものが多いようで、音楽制作として使用している方はあまりいないと思われます。 基本的には前述の通り「(Cubaseなど著名な)DAWソフトの無料版が付属しているもの」で、1万円台後半~2万円台くらいのものを購入しておけば良いでしょう。これでビートを正確に再生する環境が整います。

また、もう一歩踏み込んで「自分のパソコンでレコーディングを行いたい」という場合には、マイクに電源を供給するための「ファンタム電源」を備えているものを購入しましょう。また、マイクからの入力音声を増幅させる「マイクプリアンプ」 も備わっていると尚良いです。どちらも単体で揃えることも可能ですが、初めはなるべく一度に入手出来る方が手軽で良いかと思います。

更にビート制作をしたい場合には、マイク/シンセサイザーやサンプラーなどの音源/ターンテーブルが接続出来るよう、入力端子の数が多いもの=ミキサー型(オーディオインターフェイス内臓ミキサー)が便利です。自身の用途に合わせたものを選ぶこともポイントになってきます。




4. モニタースピーカー

オーディオインターフェイスにはスピーカーが内蔵されていないので、パソコン→オーディオインターフェイスと出力された信号を”実際の音”として再生するもの=スピーカーやヘッドフォンの接続が必須になります。
正確にビートを聴き取るためにはヘッドフォンよりもスピーカーがおすすめで、家電量販店などで見かけるパソコンやテレビ用の外付けスピーカーではなく、音楽制作向けのもの(「スタジオモニター」などと呼ばれ左右2個1セットで販売されているもの)を使用しましょう。高さ30cm程度のサイズで、パワードスピーカーと呼ばれるアンプ内蔵型のものを。価格は1万円台後半~2万円台位のもので十分です。

住宅環境によっては「上記のようなスピーカーで音は鳴らせない」というケースもあるかと思います。そういった場合はより小型のモニタースピーカーにしたり、ヘッドフォンを使用します。ヘッドフォンの場合も家電量販店にあるようなものではなく、また必要以上に低音が強調されるDJ向けのものは避け、ミュージシャンが使用するようなモニター向けヘッドフォンを使いましょう。

いずれの場合も、使用するオーディオインターフェイスと接続が可能かどうかも重要になります。対応しているケーブルの種類も確認しておきましょう。




5. 各種ケーブル

今回紹介している機材同士を接続するためのケーブルも必要になります。主に必要となるものは、

・パソコンとオーディオインターフェイスを繋ぐUSBケーブル
・オーディオインターフェイスとスピーカーを繋ぐケーブル

になります。USBケーブルはオーディオインターフェイスに付属する場合が多いですが、スピーカーを繋ぐケーブルは別途購入する必要があります。

オーディオ用にケーブルを購入する際は種類に注意

ケーブルにはいくつか種類がありますが、今回紹介している価格帯のオーディオインターフェイス/スピーカーでしたら、「TRSフォン(フォン)」「XLR」「RCAピン」辺りのケーブルのどれかになると思います。製品スペック表などでスピーカー側とオーディオインターフェイス側両方の端子を確認、また必要な長さも確認し、適したケーブルを用意しましょう。端子や長さにもよりますが、左右2本で1000円~2000円をやや超える位で購入出来ます。




6. 電源タップ

一通り機材が揃い「さぁ使ってみよう」と思った矢先、問題になるのがコンセントの数です。今回のリストだけでも、パソコン/オーディオインターフェイス/スピーカーと3つ必要になるので、必要に応じ電源タップを準備しておきましょう。こちらは家電量販店で売られている数百円~のもので問題ありません。(スタジオ向けの高品質なものもありますが、現段階ではそこまでは必要ないでしょう。)




用途やレベルに合わせて必要なものから揃えていこう

以上がラッパーとして活動する際、ビートを用意してリリックを書いたり、ショウに向けた準備をしたりと、初歩的な段階から揃えておきたい機材になります。全て揃えるのが最も理想的と言えますが、一度に揃えるとなればかなり費用がかかります。例えば「パソコンはすでに持っているので、それを活用出来るソフトを選ぶ」「スピーカーまでは手が出せないので、手持ちのCDコンポやラジカセで代用する」など、無理のない範囲で工夫しながら揃えていくのも良いでしょう。

レコーディングなども行いたい場合に必要な機材

ここまでは、あくまで初歩的な環境に必要な機材を解説してきました。ここからは更に本格的な環境として、”自分のパソコンでレコーディング~ラップ入りの音源が完成出来るレベル”に必要なものを紹介していきます。DAWソフト上でレコーディングすることを想定していますので、ソフトやパソコンなど前半のリストで紹介したものはここでも全て必要になりますが、更に追加で必要な機材を見ていきます。リストは下記の通りです 。

  • マイク
  • ファンタム電源
  • マイクプリアンプ
  • マイクスタンド、ホルダー
  • ポップガード
  • マイクケーブル
  • ヘッドフォン
  • ミックス時に使用する各種エフェクト

それでは順に一つずつ解説していきます。

1. マイク

ラッパーが、レコーディングと聴いて真っ先に思い浮かぶものは「マイク」でしょう。当然必要になります。ラッパーが使用するマイクには主に2種類、ライブ向けの「ダイナミックマイク(先端が球状のカラオケなどでも見掛けるあのタイプ)」とレコーディング向けの「コンデンサーマイク(四角い形のもの)」があります。ここではレコーディングを想定していますので、後者を手に入れることをおすすめします。かつてはコンデンサーマイクと言うと一本数十万円はする高価なマイクで、素人では簡単に手が出せない時代もあったようですが、現在は宅録に十分なモデルが1~2万円程度で購入出来ます。但し壊れやすい非常にデリケートなマイクですので、湿気や衝撃、息を吹きかけるなどは厳禁です。




2. ファンタム電源

コンデンサーマイクを使用するためには、電源を供給するために「ファンタム電源」と呼ばれる電源装置が必要になります。(ダイナミックマイクは電源不要です。)数千円~1万円程度で購入出来ますが、前半部分で述べたように、初めの段階で”ファンタム電源を備えたオーディオインターフェイス”を購入しておくのが最も手軽で無駄な出費を抑えられる方法と言えます。

3. マイクプリアンプ

マイクとオーディオインターフェイスの間に接続し、マイクから入力される音量を増幅させるための機材です。これを使用しないと、非常に小さい音量でレコーディングすることしか出来ず、後から無理やり音量を上げてもノイズが目立ってしまい困った事態に陥ります。この機材も価格は様々な上、音質の好みも分かれることから一概におすすめを挙げるのは難しいです。やはりまずはプリアンプを搭載しているオーディオインターフェイスを購入するか、非搭載のものでもプリアンプを使わずにレコーディングをしてみて、必要そうであれば好みのものを購入してみるのが良いでしょう。

4. マイクスタンド、ホルダー

その名の通りマイクを固定するためのスタンドです。「マイクなんて手で持てばいいんじゃないの?」と思う方もいるかも知れませんが、常に一定の距離、高さ、角度を保ったままレコーディングを行うにはスタンドを使用するのが一般的です。また、前述の通りコンデンサーマイクは非常にデリケートなので、安全に使用するためにもスタンドに固定するべきです。基本的には立った状態で上からマイクを向ける形に設置できるブームタイプのものを選びますが、座ってレコーディングしたい方は、机上用を選びましょう。(足音など余計な音が入るのを防ぐためかと思いますが、Dr.Dreなど座ってレコーディングする人もいます。)価格は2000円前後~5000円位で購入出来ます。

また、コンデンサーマイクをスタンドに固定するためのホルダー(サスペンションホルダー)も必要になります。こちらは1000円台から2000円程。マイクによってはセットで販売されているものもあります。




5. ポップガード

自身とマイクの間に設置するアクセサリ用品で、”ぱ行”などの破裂音を減少させたり、唾がマイクに当たらないようにするものです。これは音質面だけでなく、マイクの保護にも役立つため、コンデンサーマイクには必須のアイテムです。価格は1000円台~2000円台程になります。




6. マイクケーブル

マイクとオーディオインターフェイスを接続するために必要なケーブルです。スピーカーなどとは違いモノラル主力ですので1本あれば大丈夫ですが、マイクプリアンプを使用する場合は、マイク→マイクプリアンプ間で1本、マイクプリアンプ→オーディオインターフェイス間で1本と計2本必要になります。マイク側と接続機器側の端子の種類と、必要な長さを確認し適したものを購入しましょう。端子や長さにもよりますが、数百円~2000円程度の価格です。




7. ヘッドフォン

前半部分では、スピーカーもしくはヘッドフォンは「どちらかあれば良い」といったニュアンスで書きましたが、レコーディングをするとなるとヘッドフォンは必ず必要です。ラップする人自身がスピーカーでビートを聴きながらレコーディングすると、マイクがスピーカーの音まで拾ってしまいます。そのためレコーディングする本人は、自分の耳だけにビートが聴こえるよう、ヘッドフォンで聴きながらレコーディングを行います。こちらも前述の通りモニター用のものが好ましく、 SONYのMDR-CD900STなどが長年プロの現場でも使われる定番と言われています。




8. ミックス時に使用する各種エフェクト

DAWソフト上でレコーディングが完了しても、それで終わりではありません。「ミックス」と呼ばれる、ビートやラップの各パートの音質や音量を整えたり、味付けをする作業を行います。その際に必要となる機材が各種エフェクト類で、DAWに機能を追加して使用する「プラグインエフェクト」から、実機まで存在します。まずは実機ではなくプラグインを使用するのが無難です。代表的なものはEQ(イコライザー)、コンプレッサー、リバーブ、ディレイとったエフェクト類で、DAWに標準装備されているものから無料・有料の製品と様々なものが出回っています。

まずはDAW付属のプラグインから慣れていこう

ミックスの肯定は難易度がグッと上がりますので、まずはDAW付属のエフェクトで使い方を覚えていくのがおすすめです。無料版のソフトでエフェクトが付属していない、または機能制限があり使用出来ない場合は、無料のプラグインを揃えていくと良いでしょう。(繰り返しますが、この肯定は素人が正確に行うのは容易ではないため、無理せずスタジオエンジニアなどのプロにお任せするというのも手です。)

ここまで揃えれば、レコーディングから自身のラップ入りの音源の完成まで完結させることが出来ます。

より本格的な機材を揃える場合は、使いこなせるかどうかも考えよう

前半部分では「ビートを用意してリリックを書く」「ショウに向けた準備をする」ために必要な機材を、後半部分では「自分でレコーディング以降も行う」ために必要な機材を解説してきました。
後半のような本格的な機材を揃える場合は、使いこなせるようになるまでに時間がかかったり、それなりのクオリティの音源に仕上げるためにはラップ以外の知識もかなり必要になってきます。「レコーディングはスタジオを借りて行う」「レコーディングだけは自分で行い、ミックス以降はエンジニアに依頼する」など、自分でどの工程まで行うのか/行うことが可能なのか、線引きをしておくことがポイントと言えます。「せっかく機材を揃えたのに、結局使わなくなってしまった」といったことがないように、賢く揃えていきましょう。

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